はじめに

皆さんの食卓に安全で美味しい野菜を届けたい。
だから、おいしい野菜は、土づくりから。

植物は、根から水と養分を吸い上げて、太陽の光を浴びて光合成をおこない成長します。

植物である野菜も同じ、土に蒔かれた野菜の種は、地中に根を出し、しっかりと台地をつかみ地上の幹や葉を支えます。水を吸い上げ、光合成をおこなうため養分を送ります。

成長するにしたがって、根は水や養分を求めて根を張ります。芽は太陽の光を浴びようと枝を伸ばし、葉を茂らせます。

そこで、私たちは、野菜の持つ力を効率的に発揮できるよう根を張る土には堆肥や肥料を施しています。枝、葉には効率的に太陽の光が受け止められるよう支柱を立て、ネットを張り、まんべんなく光が受けられるように枝や葉を配置するなど、サポートしています。

良い土は、さまざまな養分がバランスよく入り、根から吸収しやすいように土がふかふかしていることが必要です。養分が少なく、土が固くしまっていると根の成長が鈍くなります。

微生物が有機物を分解する時に出す分泌物やミミズの糞には粘性があり、砂状の細かな畑の土を接着し、ボールがいくつか固まったような隙間のある塊をつくります。この塊がたくさんあることで、ふかふかした団粒構造という土を作ります。

堆肥や牛糞肥料を畑に入れることで、水はけが良くなる一方、土の塊の間に水を保ちやすく、土の隙間に伸び伸びと根を張ります。野菜が水分と養分を取り入れることが出来るようになるのはこのためです。

また、さまざまな養分がバランスよく入っているか知るには、土壌検査を行います。検査を行うには設備と技術が必要です。一般的な農家では行うことが難しく、美原ファームでは東京都西多摩農業改良普及センターやJR西多摩農業協同組合の普及員さんにお願いして検査していただき、指導を受けています。

地元の農家や農業団体等の皆さん、直売所の職員、普及員、農協、市など、多くの皆さんの協力のもと、土づくりに努め安全で美味しい野菜づくりに取り組んでいます。


美原ファーム 石田 武尚

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